がごめ昆布の効能・効果

がごめ昆布の効能・効果として期待されることの紹介と、豊富に含まれている栄養成分の働きについて。

がごめ昆布の効果・効能として、アルギン酸が多く含まれていることから塩分を効率よく体外に排出するので【血圧を下げる】といったことや、その他にも【血中コレステロール値を下げる】、【血糖値の上昇を抑える】、【便秘の改善・解消】、【動脈硬化の予防】などの効能がおおいに期待できると考えられています。

また、がごめ昆布には【フコイダン】や【ラミナラン】といった、アルギン酸と同じ多糖類も多く含んでいることから、いろいろな生活習慣病の予防に働きかける効果があると期待されており、話題を集めている食品なのです。

がごめ昆布による健康効果

がごめ昆布の健康効果がごめ昆布に豊富に含まれている【アルギン酸】は、昆布・ワカメ・めかぶ・モズクなどといった、海藻類に多く含有されている「粘り・ぬめり成分」で、細胞間の隙間を満たしているネバネバ・ヌルヌルとした特徴を持った天然の多糖類です。

がごめ昆布には、先に述べたアルギン酸の他にも【フコイダン】や【ラミナラン】といった有用性のある成分が豊富に含まれていることから、健康や美容にとってさまざまなな効能が期待できると言われています。

フコイダンの効能

フコイダンという成分には、【免疫機能を高める】【肝臓の機能向上】【胃の粘膜保護・炎症抑制】などの効能があるといわれているのですが、フコイダンという栄養成分が話題になることが多い一番の理由が、ガン細胞を自滅させる【アポトーシス作用】があるといった研究発表がされたことにあるようです。ちなみに、がごめ昆布に含まれているフコイダンの含有量は、その他の一般の昆布と比較して2倍以上はあるそうで、がごめ昆布にはそれぞれ違う働きをする3種類のフコイダンを含有している特殊な構造となっているそうです。

がごめ昆布の美容効果

がごめ昆布に限ったことではありませんが、海藻類はカロリーがとても低いのに、カリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなどといったミネラルや食物繊維など機能性をもった栄養素がバランスよく豊富に含まれている天然の健康食品です。海藻類のなかでも昆布にはヨウ素が多く含まれており、甲状腺ホルモンの成分となるヨウ素が基礎代謝を高めるのでダイエットに役立つのをはじめ、肌や髪などの美しさを保つ働きをするといった美容面での効能があります。

がごめ昆布の特徴

がごめ昆布は肉厚で粘りがひじょうに強いといったことが特徴で、表面に籠の目のような凹凸があることから、「籠目(かごめ)」が訛って「ガゴメ」と呼ばれるようになったといわれています。がごめ昆布の成分には身体に対してさまざまな有効性があることから注目を浴びているので、がごめ昆布の抽出成分を使用したサプリメントなどの健康食品も販売されていますが、本来は【とろろ昆布・おぼろ昆布・松前漬】などの原料として利用されています。

昆布の種類

昆布の種類昆布(こんぶ)と一言でいっても、実はいろいろな種類があり、ここで取り上げたガゴメ昆布の他に、【真昆布(まこんぶ)】【羅臼昆布(らうすこんぶ)】【日高昆布(ひだかこんぶ)】【利尻昆布(りしりこんぶ)】【細目昆布(ほそめこんぶ)】【厚葉昆布(あつばこんぶ)】【長昆布(ながこんぶ)】など、ざっと挙げただけでもこれぐらいの種類があります。

それぞれの昆布は産地に違いがあるのをはじめ、風味や色形に特徴があり、料理の食材として利用される場合にも適した用途に違いがあります。

ニュース・トピックス

【メタボ対策商品が大人気】
2008年4月から始まった特定健診(いわゆるメタボ健診)の影響からか、日頃から肥満気味の人を中心としてメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関心が集まっており、メタボ対策商品の市場が急成長している模様。

特に、薬局やドラッグストアなどで買える肥満防止剤、いわゆる「やせ薬」が注目を浴びており、大幅に売上が伸びているとのこと。ちなみに肥満防止剤として特に人気が高いのが、【防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)】という漢方薬を含んでいる小林製薬の「ナイシトール85」やクラシエ薬品の「コッコアポ」だそうです。

Yahoo!ニュースより