血清アミラーゼ値が高いと膵臓炎に

血清アミラーゼの数値が正常値より高い場合、膵臓機能の低下や唾液腺障害が疑われる場合があります。

血清アミラーゼの数値が高い(正常値より異常に高値)である場合には【高アミラーゼ血症】と診断され、膵臓機能の低下が疑われ、継続的に高値が続いていると膵臓炎(すいぞうえん)になる、もしくは既になっている可能性が考えられます。

一回の測定だけでは確定的な診断は不可能なので、健康診断などの血液検査の結果で血清アミラーゼ値が高い場合であれば、定期的に数値の推移を見ていく必要があります。

アミラーゼの数値が高い場合

血清アミラーゼの数値血清アミラーゼは膵臓の機能を調べるための代表的な検査で、血液検査をすることで血中に含まれるアミラーゼの量を測定できます。そもそもアミラーゼというのは、デンプンなどを分解する消化酵素のことで、主に膵臓と唾液腺から分泌されているのですが、膵臓の組織が壊れて何らかの障害が引き起こされている場合や、唾液腺炎などの疾患が原因となって、アミラーゼが血液中に漏れだしてしまい血清アミラーゼの数値が上昇します。

高アミラーゼ血症

血清アミラーゼが基準値より高い場合に【高アミラーゼ血症】と診断されます。血清アミラーゼの基準値は、酵素法による測定の総アミラーゼ活性で【40〜120(IU/l)】または【60〜200(IU/l)】とされていることが多いです。ただし、基準値や正常値とされている数値は、検査方法の違いや、同じ測定方法でも病院などの医療機関により差があるようなので、参考程度に考えておくのが良いです。

唾液腺型アミラーゼによる高い数値

先に述べたように、アミラーゼは主に膵臓と唾液腺で作られており、血液中に含まれるアミラーゼ(総アミラーゼ活性)は、膵臓からのものと唾液腺からのものが合わさったものです。なので、血清アミラーゼが高いからといって必ずしも膵臓の病気が疑われるとは限らず、唾液腺から分泌されたアミラーゼが原因となって血清アミラーゼ値が上昇していることも考えられます。唾液腺型アミラーゼによって高い数値になっている場合には、唾液腺障害による耳下腺炎が疑われます。

アイソザイム検査

血清アミラーゼが高い場合、膵臓型アミラーゼによるものか、唾液腺型アミラーゼによるものかの判断は、【アイソザイム検査】という特別な方法による分析検査を行うで、診断することができます。この検査の結果で、膵臓型高アミラーゼ血症なのか、唾液腺型高アミラーゼ血症なのかが区別され、その後の治療方針などが決められます。

慢性膵炎と急性膵炎

慢性膵炎と急性膵炎膵炎には慢性膵炎と急性膵炎があり、両方ともアルコールの過剰摂取や胆石などが原因で発症することが多い病気です。

慢性膵炎の患者さんでは男性の場合、過剰飲酒の習慣化が原因となっているアルコール性膵炎が8割近くを占めているようです。また、慢性膵炎の原因としてはタバコの喫煙による影響も関係していることが多いといわれています。

ニュース・トピックス

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