カテキンの効能・効果
カテキンのさまざまな効能と、効果を向上させる摂取方法などについて。
カテキンの効能・効果としては、動脈硬化などの生活習慣病を誘発させる一つといわれる【血中コレステロール】を低下させる働きや、カラダを錆付かせ老化を促進させる【活性酸素】を除去する抗酸化作用、また、脂肪の吸収を抑えることから体脂肪の低下に貢献するなどといった健康面での効能が期待できるとされています。 その他にも緑茶に多く含まれるカテキンには、血圧の上昇を抑制する作用や、血糖値の上昇を抑制する働きがあることから、高血圧や糖尿病などの予防・症状改善に役立つともいわれています。 |
緑茶カテキンの様々な効能
緑茶にはカテキンの他にもテアニン・カフェイン・サポニン・アルギニンなど、実に豊富な成分が含まれおり、それぞれが健康や美容面において効果的な働きをしてくれます。
カテキンはそもそも緑茶の「渋み成分」であり、ポリフェノールの一種です。このカテキンには健康に役立つ保健機能がいろいろと備わっていると考えられており、その効能・効果についてはさまざまな研究が行われています。
ガレート型カテキン
緑茶に含まれている茶カテキンには種類があり、その中でも【ガレート型カテキン】と呼ばれるものに、体内でのコレステロール吸収を抑え、悪玉コレステロールと言われているLDLコレステロール値を下げることをはじめ、健康面での良い作用を発揮するとされています。また、先に述べたようにカテキンには活性酸素を除去する作用もあることから、動脈硬化を引き起こす真の原因ともいわれているLDLコレステロールが酸化することを抑制し、【酸化LDL】を増やさないといった効能も期待できるそうです。
茶カテキンで生活習慣病を予防
生活習慣病には高血圧・糖尿病・脂質異常症などさまざまな病気が挙げられますが、茶カテキンにはそれらの疾病に対して予防・改善する機能をいろいろと持ち合せているといわれています。例えば、血圧上昇を促進させる酵素の働きを抑える働きがあることから過剰な血圧上昇を抑制し、高血圧の症状を予防・改善したり、糖質の消化を遅らせる働きがあることから血糖値の上昇を抑え、高濃度の茶カテキンを長期摂取することで、糖尿病患者の血糖値が低下するといったことも確認されています。
カテキンでメタボ肥満を予防
茶カテキンには、肝臓中の脂肪の燃焼に関連する酵素を活性化させる作用があることから、脂肪を効率よく燃焼させ、カラダのエネルギー消費量を上げるという効果があることが分かっており、数年前から注目を浴びている【メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)】や肥満の予防および改善に貢献すると考えられています。