ビタミンDを多く含む食べ物・食材

ビタミンDを多く含む食べ物・食材の紹介と、効能・効果や1日の摂取量の目安などについて。

ビタミンDを多く含む食べ物・食材としては、【脂肪に富んだ魚】が代表的な食品として挙げられ、特に魚の肝油や脂身に多いといわれています。また【卵黄】の他、【きくらげ】【干ししいたけ】【しめじ】といったキノコ類にも、その他の食品群と比べると比較的多く含まれています。

ビタミンDは上記に述べたような食べ物には豊富に含まれているのですが、その他の食品群にはほとんど含有されていない栄養素です。

ビタミンDが多い食品

ビタミンDが多い食品ビタミンDが多い食品は魚なのですが、魚類のなかでも【あんこう肝】【鮭】【にしん】【さんま】【サバ】【カレイ】【しらす干し】【イワシの丸干】【いかなご】【ウナギの蒲焼】などに豊富に含まれています。

これらの中でも特に【あんこうの肝】にはビタミンDが多く含まれているのですが、プリン体の含有量も多いので、あまり食べ過ぎると尿酸値が高くなり、痛風の原因にもなりかねませんので注意する必要があります。と言っても、【あんこうの肝】は毎日食べるような食材でもないので、さほど気にすることもないと思われますが・・・。

1日あたりの摂取量の目安

ビタミンDの1日の摂取量の目安というのが、成人の場合【5μg(マイクログラム)】だそうで、実際には日本人の1日の平均摂取量が約8μgぐらいあるということなので、よほど偏った食事を食べていたり、全く日光に当たらないような生活をしていない限り、さほど問題になることはなさそうです。ただし閉経後の女性や高齢者の方で、日頃から日光を浴びることがない場合、【骨粗鬆症】を予防する上で、1日に20μgから25μgぐらいのビタミンD摂取を推奨されていることが多いです。もちろん過剰摂取の弊害もあるので摂り過ぎには注意する必要があります。

ビタミンDの効能・効果

ビタミンDの効能・効果としては、【骨・歯の成長および健康維持】【くる病の予防】【骨粗鬆症の予防】といったことが挙げられます。このような効能が期待できるは、ビタミンDがカルシウムやリンの吸収を促進し、骨や歯への沈着を助ける作用があると共に、血液中のカルシウム濃度を調節し一定に保つ働きがあるからです。

ビタミンD不足と過剰摂取

ビタミンDが不足すると欠乏症を引き起こす場合があり、骨の発育期である子供の場合であれば、骨格や軟骨部の変形を伴う【くる病】になる心配があります。また、骨の成長が終わっている大人の場合は、骨の硬さが減少し異常をきたすことから変形しやすくなる【骨軟化症】という骨の病気になる可能性が考えられます。一方、ビタミンDの過剰摂取による問題としては、【高カルシウム血症】【腎臓の機能障害】などのビタミンD過剰症を発症する危険性があるので、サプリメントなどでの過剰摂取には注意が必要です。

日光浴による紫外線でビタミンDを合成

日光浴による紫外線で合成ビタミンDという栄養成分は食品から摂取するだけでなく、紫外線が皮膚に当たることで体内でも合成されます。このようなことから、骨や歯の健康維持のためには日光浴をすることも重要なことです。

ただし、最近はオゾン層の破壊のことで紫外線を浴び過ぎると皮膚がんになるのでは?といった不安や、女性であればシミ・シワなど美容にとっては大敵である肌トラブルの原因にもなるので、現実問題なかなか気軽に日光浴を習慣化する人も少ないようです。

ニュース・トピックス

【ジェネリック医薬品の普及率】
新薬の特許期間が切れた後に販売ができる後発薬、いわゆる「ジェネリック医薬品」は医療費の抑制に繋がることから、厚生労働省もジェネリック医薬品の普及を促進しているのですが、使用率が高い欧米と比較すると日本ではまだまだ低いようです。

全国健康保険協会(協会けんぽ)が発表した2010年6月時点における数量ベースでのジェネリック医薬品の使用割合は、全国平均で22.3%となっており、都道府県別としては36%の沖縄県が最も使用率が高かったとのこと。

Yahoo!ニュースより参照抜粋