DHAの効能・効果
DHAによる様々な効能・効果についてと1日の摂取量の目安、マグロなどDHAを多く含む食品・食材の紹介。
DHAの効能・効果としては、血液中の中性脂肪値やコレステロール値を低下させる働きがあることから、血液の流れを良くし【血栓の予防や解消】に役立つといったことが先ず挙げられます。この血液をサラサラにし血流を良好にするということは、【高血圧】や【動脈硬化】などの予防・改善になり、それが【心筋梗塞】や【脳卒中】などの危険な生活習慣病の予防に繋がることとなります。 また、DHAは脳の機能にとっても重要な役割りを果たしており、記憶力の低下や認知症の原因にも関係していますし、眼の機能にも大きく影響を与えています。 |
DHAの働きによる効能
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、同じ不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)と共に、マグロ・ブリ・サンマ・イワシなどといった青魚に共通して多く含まれる栄養素で、血液をサラサラにして流れやすくし、血管が詰まりにくくなるといった効能があるとされています。
普段の食生活が乱れて栄養バランスが崩れていたり、不規則な生活習慣をしている人は血液がドロドロ状態になりがちですので、DHAやEPAを積極的に摂って血栓を作らないように心掛けてみてはいかがでしょうか?
DHAの1日の摂取量
DHAの1日の摂取量として、推奨されている量は決まっていないようですが、「日本DHA食品普及・認定協会」で公表されている数値を一部参照させていただきますと、健康な人の場合、心血管疾患を予防するには【1日1000から1500mg】の摂取で効果が期待できるそうで、また、脳神経系や視覚系の機能を維持・向上させる場合も【1日1000から1500mg】が必要となっているようです。
脳に対するDHAの効果
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、【脳の発達を促す栄養素】とか【頭が良くなる栄養成分】と呼ばれており、乳幼児の脳の発達には欠かせない成分ですし、脳での情報伝達に必要な部分である「シナプス」の重要な原料にもなっており、脳内でDHAが十分満たされていると脳細胞が活性化され、学習能力や記憶力の向上につながりますし、思考能力や集中力、「ひらめき」といった機能も高まります。逆にDHAが不足すると、記憶力の低下から物忘れをすることが多くなったり、認知症の発症を早めることにもつながることとなります。
視力の回復にも効果的
DHAは脳での情報伝達に関して大きな役割りを担っていると述べましたが、そのことは眼の機能にも関連しており、DHAの摂取が視力の回復に効果的であると考えられています。私たちが何かを見る際には、目から入ってくる情報が網膜や視神経を通って、脳に伝達されることにより視覚として判断しています。つまることろ、目で対象物を認識しているのではなく、脳で認識しているということです。DHAには視神経の細胞を活性させ、網膜から得られた情報を脳にスムーズに伝達する働きがあり、DHAを摂取することで眼の機能が向上されるといった効能が期待できます。