ドライアイの治療法と予防法

ドライアイの治療法と予防法、症状をを誘発する【3コン】について。

ドライアイの治療法として市販の目薬を使用している人も多いと思われますが、市販の目薬には基本的に防腐剤が含まれおり、目の表面に傷があるなどドライアイの症状によっては、防腐剤の成分が悪影響を与えるケースもあるそうで、眼科医など専門の医師は防腐剤の入っていない点眼薬を勧めることが多いようです。

また、ドライアイに限らず目の充血や眼精疲労などで、一日の間に頻繁に何回も、しかも一回当たりに何滴も市販の目薬を差す人も居るようですが、目薬の差し過ぎで場合によっては涙の重要な成分までを流して、逆効果になっているケースもあるので注意が必要です。

ドライアイの治療法

ドライアイの治療法と予防法ドライアイの治療法として眼科などの病院で最も一般的に行われているのが【人工涙液による点眼療法】で、人工涙液というのは涙の代わりとなる目薬です。

ドライアイの症状がひどい場合や、人工涙液による点眼療法で改善がされない患者さんには、【涙点プラグ療法】といった治療法が実施されることもあり、具体的には「涙点」という涙を排出する部分にシリコン製の小さな栓を入れることにより、目の表面に涙を貯めるといった治療法です。

ドライアイの予防法

ドライアイの予防法としては、目の表面を乾燥させるような環境を避けることと、目を酷使するような状況を出来るかぎり継続しないといったことが重要です。また、涙は目の表面を潤すだけでなく、角膜や結膜に酸素や栄養素を送るなど非常に重要な役割をしており、その大切な涙を目の表面に均一に分布させる働きをしているのが【まばたき】という行為です。目を酷使している時というのは得てして、まばたきの回数が減っているケースが多いので注意しましょう。

ドライアイになる原因

ドライアイになる根本的な原因としては、単純に目の表面に潤いを与える涙の量が不足していることの他、涙の成分の質が悪化しているといったことも挙げられます。では何故そのような原因を引き起こすのかといいますと、ドライアイになる環境要因として【3コン】と呼ばれているものが挙げられます。ドライアイを誘発する【3コン】というのは、【パソコン】【エアコン】【コンタクトレンズ】で、これらの要因がドライアイの発症に大きな影響を及ぼしていると考えられています。加齢によるものや薬、全身疾患による影響もあります

目を酷使する環境が増加

常時エアコンが作動しているオフィスなどでは、室内の空気が乾燥している環境で、パソコンの画面を凝視しながら仕事をするといった、目にとっては酷使されている状況が続くわけですからドライアイの症状を自覚する人が増えるのも納得せざるをえないことと感じます。また、昔に比べてコンタクトレンズを使用する人が増加しており、特にソフトタイプのコンタクトを長時間装着していることで、コンタクトの素材が涙を吸収し蒸発させることもあり、ドライアイになるケースも多いようです。

眼科などの病院で診断

眼科で診断目を酷使する生活環境が当たり前のようになっている現在の日本では、ドライアイになっていると思われる患者さんの数は約1,000万人ともいわれています。

ドライアイは治療をせずに放置し続けて同じ生活パターンでいると、目の表面に傷ができる場合があり、それに伴い痛み・充血・まぶしさなどを感じることが生じ、状態によっては視力の低下に繋がるケースもありますので、目に違和感などの自覚症状を感じた場合には、必ず早急に眼科などの病院で診断してもらうことをお勧めします。

ニュース・トピックス

【ジェネリック医薬品の普及率】
新薬の特許期間が切れた後に販売ができる後発薬、いわゆる「ジェネリック医薬品」は医療費の抑制に繋がることから、厚生労働省もジェネリック医薬品の普及を促進しているのですが、使用率が高い欧米と比較すると日本ではまだまだ低いようです。

全国健康保険協会(協会けんぽ)が発表した2010年6月時点における数量ベースでのジェネリック医薬品の使用割合は、全国平均で22.3%となっており、都道府県別としては36%の沖縄県が最も使用率が高かったとのこと。

Yahoo!ニュースより参照抜粋