足のむずむず病【むずむず脚症候群】

足のむずむず病とも呼ばれる【むずむず脚症候群】の原因・症状・治療法などについて。

足のむずむず病などとも呼ばれており、夜に寝る際に、何やら脚に虫が這いずり回っているような感覚がして、ムズムズした何とも言えないような不快感にさいなまれるといった症状が起こる【むずむず脚症候群】で悩まされている人が居られます。

脚がムズムズして眠りにつけないといった症状を体験している人でもその原因が分からずに、これといった対策をうてずにどうしようもなく過ごしている場合も多いようですし、【むずむず脚症候群】という病気自体を認知されている人もまだ少ないようです。

むずむず脚症候群の症状

足のむずむず病むずむず脚症候群の症状は、先に述べたように夜布団に入って寝る時だけに起きるといったことではなく、場所を問わず、ジッと座っている時や、リラックスして横になっている時などでも症状が起きることがあります。

ただし、むずむず脚症候群の症状が出る傾向としては、日中に比べて夕方から夜に症状が出るといったことが多いようで、決して一日中の殆どで感じるといったケースはないそうです。また、脚に症状を感じることが殆どですが、腕の部分に症状が出る場合もあるようです。

患者さんは男性より女性に多い

足のむずむず病【むずむず脚症候群】の可能性がある潜在患者さんは、日本でおよそ200万人から500万人は存在すると推定されているのですが、まだまだ認知度が低いようです。一方アメリカでは【レストレス・レッグス症候群(RLS)】という病名で1990年ごろから認知度も広まっており、欧米での有病率は日本と比較してかなり多いようです。ちなみに、むずむず脚症候群の患者さんは男性より女性に多いという統計があります。

むずむず脚症候群の原因

むずむず脚症候群の原因は何であるかといったことは、まだハッキリとしたことが判明しておらず、原因としてはいろいろな説が唱えられているのですが、現在のところでは、脳神経に指令を伝える【ドーパミン】という脳内の神経伝達物質が、何らかの影響によりの機能低下を起こしているのが根本的な原因ではないかと考えられているようです。また、鉄分不足による貧血気味の人にむずむず脚症候群の患者さんが多い傾向があることから、鉄分欠乏なども発症原因に関係しているのではないかと言われています。

むずむず脚症候群の治療法

むずむず脚症候群の治療法で、症状が軽い患者さんの場合を対象とした一般療法としては、脚のストレッチやマッサージの実施や、飲酒・喫煙・カフェインを控えるなど日常生活における指導をされることが多いようです。また薬剤を用いた治療法としては、パーキンソン病の治療に使う【ドーパミン受容体刺激薬】や、【抗てんかん薬】が効果的であるため、これらの治療薬を使用した薬物治療がなされるようです。

専門医のいる病院で相談

専門医のいる病院日本において【むずむず脚症候群】という病気は、一般人だけでなく医療に携わる医師のあいだでもまだまだ認知度が低く、問診やその他の診察をしてもらった場合でも必ず的確な診断をしてもらえる可能性が高いとは言い切れないようです。

ただし放置しておくと、睡眠障害をはじめ日常の生活において何かと支障をきたしてきますので、あまり軽視せず、神経内科や睡眠障害の専門医のいる病院で相談してみることをお勧めします。

ニュース・トピックス

【アンチエイジングの大敵物質「AGE」】
近年何かと見たり聞いたりする「アンチエイジング」は加齢に伴う老化を防ぐための対策ですが、健康面や美容面においていつまでも若くありたいと願うことは、誰しも多かれ少なかれ感じているのではないでしょうか。

そのアンチエイジングに関連して「AGE」という体内物質が注目され話題になっており、このAGEが体内で増えることにより老化が進行するということがわかってきたとのこと。

AGEはタンパク質と糖が結合してできる「最終糖化物質」というもので、このAGEが体内組織のあらゆる箇所で蓄積するとさまざまな老化現象の原因になるそうです。

Yahoo!ニュースより参照抜粋