胃がんの初期症状・生存率

胃がんの一般的な初期症状とステージ(病期)別による生存率(5年生存率)について。

胃がんの初期症状で自覚できるものは殆どないようで、何らかの自覚症状が現れている場合であれば、ある程度進行し始めているといったことが考えられます。しかしながら、胃がんの自覚症状というのは【胃やミゾオチ周辺の痛み】【胃への違和感や不快感】【吐き気・胸焼け】【膨満感】などが主だった症状であり、単なる胃炎だろうと自己判断して放置されるケースも多いようです。

胃がんの5年生存率は、早期に発見され適切な治療が実施された場合、ひじょうに高い確率で治癒しますので、定期的な健康診断を欠かさないようにして、予防および早期発見が可能な状況にしておきましょう。

胃がんの初期症状

胃がんの初期症状胃がんの初期症状は先に述べたように、早期の段階ではハッキリとした独特の自覚症状がなく、ある程度状態が進行してから【胃の違和感】を中心とした症状を感じるようになることが多いようです。

胃がんの症状の現れ方にも個人差があるようで、ガンがかなり進行している状態であっても、ハッキリと自覚できるような症状が全く無いといった患者さんも結構居るといわれています。

症状が進行すると

胃がんがかなり進行してくると、胃の痛みはもとより【常に胃が重い】【食欲不振で体重が減る】【貧血が続く】【動悸・息切れ】【下血や吐血】などといった、つらい症状を発症することが多く、これらの重い自覚症状を感じる段階になってようやく病院を受診するパターンが多いそうです。日常的に胃の調子が悪いからといって自己診断で済ませず、腹部の痛みなどが継続している場合には早急に病院で検査してもらう必要があります。

胃がんの生存率(5年生存率)

胃がんの生存率(5年生存率)を病期(ステージ)別で見てみると 、全国がん(成人病)センター協議会加盟25施設の院内がん登録のデータから算出された統計から、【1期】98.7%、【2期】72.5%、【3期】43.2%、【4期】6.2%といった確率になっているようです。【データ参照元:国立がんセンターがん・対策情報センター】このように胃がんであっても早期に発見された患者さんの場合、ほぼ100%に近い確率で治せる病気だということです。

胃がんの検査

胃がんの検査としては、ファイバースコープや電子スコープを使った【内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)】、バリウムを飲んで行うレントゲン撮影を行う【X線検査】が主だった検査方法となります。また、周辺の臓器へ浸潤(しんじゅん)や転移していないかを確認するために【CT検査】や【超音波検査】、腹膜転移の診断のため【注腸検査】が実施されることもあります。

胃がんと食事

胃がんと食事胃がんになる原因としては、【塩分過多をはじめとする食事習慣】【喫煙・アルコール】【遺伝性】【ピロリ菌】など、さまざまな要因があげられますが、やはり食生活とは因果関係が深いといわれています。

塩分の多い食事が習慣化していると胃がんの発症率が高くなるといったことが言われていますし、逆に緑黄色野菜に含まれるビタミンA、カロチン、ビタミンCといった栄養成分には、がんの発生を抑制する効能があるとされているので、毎日の食事に取り入れると予防効果が期待できます。

ニュース・トピックス

【アンチエイジングの大敵物質「AGE」】
近年何かと見たり聞いたりする「アンチエイジング」は加齢に伴う老化を防ぐための対策ですが、健康面や美容面においていつまでも若くありたいと願うことは、誰しも多かれ少なかれ感じているのではないでしょうか。

そのアンチエイジングに関連して「AGE」という体内物質が注目され話題になっており、このAGEが体内で増えることにより老化が進行するということがわかってきたとのこと。

AGEはタンパク質と糖が結合してできる「最終糖化物質」というもので、このAGEが体内組織のあらゆる箇所で蓄積するとさまざまな老化現象の原因になるそうです。

Yahoo!ニュースより参照抜粋